バーチャルオフィス 法人登記 安い会社2社比較【2026年版】
結論:法人登記の住所だけを最小コストで確保したい個人事業主には、月額660円(転送なし)〜1,650円(月1転送・税込)のGMOオフィスサポートが有力な候補になる。全国23拠点から選べ、入会金・保証料は0円。一方、拠点数の多さや電話番号取得、会議室の使いやすさを重視するなら、全国44拠点以上を構えるワンストップビジネスセンター(月額5,280円〜)が候補に入る。「登記できればよく、郵便物は月1回の受け取りで構わない」層はGMO、「拠点や電話番号もまとめて整えたい」層はワンストップという住み分けで選ぶとよい。
バーチャルオフィス 法人登記が安い会社とは|基本の仕組み
バーチャルオフィスは、実際にデスクを借りずに住所だけを事業用に借りる仕組みだ。法人登記の本店所在地としてその住所を使い、郵便物は運営会社が受け取って契約者へ転送する。賃貸オフィスを借りるより初期費用・月額とも抑えられるため、開業直後の個人事業主や、自宅住所を登記簿に出したくない層に選ばれている。
契約時には犯罪収益移転防止法に基づく本人確認が求められる。運転免許証やマイナンバーカードなど本人確認書類の提出が前提になっており、この手続きは業者を問わず共通する。「安い」と一口に言っても、月額だけでなく転送頻度や拠点数、登記の可否まで含めて比べる必要がある。次の章から、GMOオフィスサポートとワンストップビジネスセンターの2社を軸に、税込の実額で並べていく。
erabu-naviスコア|GMOオフィスサポート 12軸採点
価格・初期費用・拠点数・転送の柔軟さなどを編集部が独自採点
GMOオフィスサポートをerabu-navi編集部の12軸(価格・初期費用・拠点数・登記対応・転送頻度の柔軟さ・契約スピード・オプションの幅などを編集部基準で採点)にかけると78点だった。月額660円という入口の低さと入会金0円は加点材料になる一方、最安プランは転送なしのため登記後の郵便物対応を別途考える必要がある点で数点を落としている。78点は「価格を最優先する層には推せるが、全部入りではない」水準と読んでほしい。
月額1,000円以下で法人登記できる会社|料金比較(税込)
月額1,000円以下だけで見るなら、GMOオフィスサポートの転送なしプラン(660円・税込)が最安になる。ただし公式の案内では法人登記は転送ありプランでの利用が前提とされており、転送なしプランは住所自体は使えても郵便物を受け取れない。税務署や年金事務所からの通知を受け取る実務まで含めると、最安の実用ラインは月1回転送の1,650円(税込)とみておいたほうが無難だ。ワンストップビジネスセンターは転送頻度が週1回(毎週水曜日)に固定されており、最安のエコノミープランでも月額5,280円(税込)から。拠点数と引き換えに、価格帯はひとまわり上がる。
| 会社 | プラン | 月額(税込) | 転送頻度 | 初期費用(税込) |
|---|---|---|---|---|
| GMOオフィスサポート | 転送なしプラン | 660円 | なし | 0円 |
| GMOオフィスサポート | 月1転送プラン | 1,650円 | 月1回 | 0円 |
| GMOオフィスサポート | 隔週転送プラン | 2,200円 | 隔週 | 0円 |
| GMOオフィスサポート | 週1転送プラン | 2,750円 | 週1回 | 0円 |
| ワンストップビジネスセンター | エコノミープラン | 5,280円 | 週1回(毎週水曜) | 10,780円 |
| ワンストップビジネスセンター | ビジネスプラン | 9,790円 | 週1回(毎週水曜) | 10,780円 |
| ワンストップビジネスセンター | プレミアムプラン | 16,280円 | 週1回(毎週水曜) | 10,780円 |
価格はすべて税込表記に統一した。掲載額は各社公式サイト記載の金額(2026年9月時点・公式サイト)。料金は改定される場合があるため、契約前に公式ページで最新の金額を確認してほしい。ワンストップビジネスセンターの初期費用は20代以下・女性・55歳以上・障害者は0円になる。
安さの裏にある制約|転送頻度・住所の重複・本人確認
バーチャルオフィスの月額が安く見えるのは、1つの住所を多数の契約者で共有しているからだ。GMOもワンストップビジネスセンターも、同じ拠点住所を複数の契約者が本店所在地として使う点は変わらない。住所の重複自体は違法ではないが、金融機関の口座開設審査や取引先の与信確認で、同一住所に登記した法人が多いことが材料の一つとして扱われる場合がある。このあたりの実務上の注意点は、バーチャルオフィス法人登記のデメリット|銀行口座と許認可で詳しく整理している。
転送頻度もサービスによって設計思想が違う。GMOは月1回・隔週・週1回の3段階から選べ、郵便物の量や急ぎ度に応じて自分で頻度を上げ下げできる。転送の到着はLINE通知やマイページで確認する仕組みだ。ワンストップビジネスセンターは全プラン共通で週1回・毎週水曜日にまとめて転送する方式で、頻度そのものを選ぶ余地はない(宅配物は平日毎日受付で、こちらは当日転送も可能)。急ぎの書類が来る見込みが低いなら週1回でも困らないが、開業直後で行政からの通知が続けて届く時期は、頻度を選べるGMO側のほうが扱いやすい。
契約時の本人確認は両社とも必須だ。犯罪収益移転防止法に基づき、運転免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類の提出を求められる。この手続きを省いて契約できる業者はなく、「契約のハードルが低い」ことと「本人確認が不要」であることは別の話だと理解しておきたい。
GMOオフィスサポートの強み・注意点|個人事業主目線
GMOオフィスサポートの強みは、価格の入り口の低さと拠点の多さに集約される。月額660円からで、入会金・保証料はいずれも0円。全国23拠点(札幌・東京14拠点・横浜・名古屋・大阪2拠点・京都・神戸・福岡2拠点)から住所を選べるため、事業エリアに近い住所を確保しやすい。本人確認の手続きを済ませれば、最短即日で利用を開始できる点も、開業日を先に決めている個人事業主には都合がいい。
注意点は転送の設計にある。最安の660円プランは転送なしのため、実務で使うなら1,650円以上のプランを選ぶことになる。オプションは会議室・ワークスペースが550円/30分〜、追加名義の登録が1,650円/月で、来客対応や複数事業の登記を予定しているなら月々の合計額が積み上がる想定をしておいたほうがいい。銀行口座開設の紹介サービスも用意されているが、口座開設の可否そのものは金融機関の判断による。個別の口コミ・評判はGMOオフィスサポートの口コミ・評判【2026年最新】月660円でまとめている。
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別の選択肢|ワンストップビジネスセンターの強み・注意点
価格だけでなく拠点数や電話番号まわりまで含めて選びたいなら、ワンストップビジネスセンターが比較対象になる。全国44拠点以上を展開しており、GMOよりも広いエリアから住所を選べる。ビジネスプラン以上では市外局番または050の電話番号を取得でき、全国48室の会議室も1,100円/時間で使える。書類のやり取りだけでなく来客や電話対応まで見据えるなら、ここはGMOにない強みだ。契約に迷いがあっても30日間の返金保証制度があるため、様子を見てから継続判断ができる。
一方で月額はエコノミープランでも5,280円(税込)からとGMOよりひとまわり高く、初期費用も10,780円(税込)がかかる(20代以下・女性・55歳以上・障害者は0円)。法人登記は全プランで対応するが、公式案内では士業・古物商・宅建業など一部業種は認可対象外になる場合があると明記されている。該当しそうな業種は、契約前に公式サイトで自分の業種が対象かどうかを確認したほうがいい。月払いはクレジットカード決済が前提で、銀行振込を使う場合は年一括払いのみになる点も見落としやすい(年一括の場合は1か月分が無料になる)。個別の口コミ・評判はワンストップビジネスセンターの口コミ・評判【2026年最新】料金を参照してほしい。
契約〜法人登記までの流れ|5 STEP
契約から登記までの流れは、GMO・ワンストップとも大きくは変わらない。
- プラン選定:転送頻度や拠点、必要なオプションから月額プランを決める。
- 申込・本人確認書類の提出:運転免許証やマイナンバーカードなど、犯罪収益移転防止法に基づく本人確認書類をオンラインで提出する。
- 契約成立・住所の通知:本人確認が済むと契約が成立し、登記に使う住所が通知される。GMOは最短即日での利用開始に対応している。
- 法人登記の申請:通知された住所を本店所在地として、法務局へ登記申請を行う。定款や登記申請書類の作成は司法書士に依頼するか、自分で法務局の案内に沿って進める。
- 郵便物の受け取り開始:登記完了後、税務署や年金事務所からの通知が届き始める。選んだ転送頻度に沿って、マイページやLINE通知(GMOの場合)で到着を確認する。
登記申請そのものはバーチャルオフィス運営会社の業務ではなく法務局への手続きになる。住所を確保したあとの実務は、自分か依頼した司法書士が担うことになる。
向く人・向かない人
月額コストを切り詰めたい個人事業主、とくに一人で法人化するマイクロ法人を検討している層には、GMOの価格帯が向いている。来客や電話対応が発生しない業態、郵便物が月に数通程度で収まる業態であれば、月1,650円のラインで実務が回る。
来客対応や電話番号での営業活動が前提になる業種、あるいは事業エリアの近くに拠点を複数構えたい場合は、ワンストップビジネスセンターの会議室・電話番号オプションが向く。逆に士業や古物商、宅建業など許認可の取得要件に事務所の実体を求められる業種は、バーチャルオフィスでの登記自体が向かない可能性がある。この場合は公式サイトで対象業種かどうかを確認するか、実体のある賃貸オフィスの検討に切り替えたほうが早い。登記後の資金繰りに不安がある場合は、請求書買取は違法?|合法なファクタリングと悪質業者の見分け方も合わせて確認しておくと、開業後に慌てずに済む。
FAQ|よくある質問5問
Q1. バーチャルオフィスでも法人登記はできますか?
GMOオフィスサポート、ワンストップビジネスセンターとも法人登記に対応している。GMOは転送ありプランでの利用が前提で、ワンストップは全プランで対応するが、士業・古物商・宅建業など一部業種は認可対象外になる場合があると案内されている。業種によっては契約前の確認が要る。
Q2. 郵便物の転送頻度はどれくらいですか?
GMOは月1回・隔週・週1回から選べる。ワンストップビジネスセンターは全プラン共通で週1回、毎週水曜日にまとめて転送する方式だ(宅配物は平日毎日受付で当日転送も可能)。
Q3. 契約時に審査はありますか?
与信審査というより本人確認が中心になる。犯罪収益移転防止法に基づき、運転免許証やマイナンバーカードなど本人確認書類の提出が両社とも必須だ。GMOは本人確認の手続きを終えれば最短即日で利用を開始できる。
Q4. 法人の銀行口座は開設できますか?
口座開設の可否は各金融機関の審査次第で、バーチャルオフィス運営会社が保証するものではない。GMOは口座開設の紹介サービスを用意しているが、最終判断は金融機関側にある。法人口座まわりの選び方はラクスルバンクの口コミ・評判【2026年最新】最短当日開設も参考にしてほしい。
Q5. GMOとワンストップ、結局どちらを選べばいいですか?
郵便物の受け取り頻度に強いこだわりがなく、価格を優先するならGMO。拠点の選択肢や電話番号、会議室までまとめて整えたいならワンストップ。前述の料金表と各社レビューをあわせて見比べてほしい。
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編集部結論
GMOオフィスサポートとワンストップビジネスセンター、どちらも法人登記の住所として使える点は共通する。違うのは転送の設計と拠点の厚みだ。価格を切り詰めて登記だけを済ませたいなら月1,650円からのGMO、拠点・電話番号・会議室まで含めて事業の窓口を整えたいならワンストップ、という住み分けで選んで大きくは外れない。
編集部としては、開業直後で郵便物量が読めない個人事業主には、転送頻度を後から変えられるGMOを起点に検討することを勧める。事業が軌道に乗り、来客や電話対応が増えてきた段階でワンストップへの切り替えを検討する、という段階的な進め方も選択肢になる。金額や対象業種は変更される場合があるため、契約前に公式サイトの最新情報を確認したうえで進めてほしい。


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